キメラゴリラのウホウホニース(1/14 - 1/29)
この記事はezAvalancheのライター、キメラゴリラがチェーン研究会でのAvalancheについての発表内容+αの内容をまとめています。
チェーン研究会は2週に1回開催されているので、そのペースで記事を更新しく予定です。
※キメラゴリラの個人的な感想も含みますので、実際にご自身でニュースを確認してご自身で判断してください。
目次
第33回のチェーン研究会はこちら超高速TPSを備えたVryxを発表Avalanche foundationのミームへの投資条件ブラウザ版のAvalanche Walletが段階的廃止プリペイド式の通信時間やモバイルデータを用いたオンランプStructFinanceがAvalanche Rushの対象にGoGoPoolとAvalaunchの提携ミニプール参加者がバリデーターランドへの参加が可能に
第33回のチェーン研究会はこちら
超高速TPSを備えたVryxを発表
遂にきましたね。
Vryxは、以前テストネット環境上で40万TPSを出したHyperSDKで作られたサブネットの高速化のためのアップデートです。
メインネット環境では10万TPS程度の処理能力になると考えられており、それでも既存のブロックチェーンでは非常に速い処理能力を実現することになります。
このHyperSDKというのは、Avalancheのサブネットを簡単に作れるツールキッドのことです。
HyperSDKを用いると、数クリックでサブネットの立ち上げが可能になり企業やゲームプロジェクトもブロックチェーンの作成を行うことができるようになりました。
Avalanche foundationのミームへの投資条件
以前、Avalancheがエコシステムの発展のためにミームトークンへの投資を発表しました。
これらの投資プログラムは、Avalancheの文化を育てるための資金の一部でありミームがAvalancheの文化の一つとなることが大きな目的のようです。
今回発表された内容は以下の通りです。
✅ 公正にローンチ
✅ 耐スナイプボット
✅ 安全
✅ ホルダー数が多い
✅ 集中度が低い
✅ 幅広い流動性供給
✅ 高い流動性
✅ 最低寿命
✅ 最小時価総額
✅ 毎日の取引量
✅ アバランチネイティブ
✅ 運営の保有無し
これらには大まかな条件も記載されていましたが、厳密に満たしていなくても投資対象として選ばれる可能性があるとのことでした。
これらの条件は、ミームトークンから見た条件としては非常に難しいものでこれらの条件に当てはまるだけで非常に大手のミームコインになっているプロジェクトになっているはずです。
ですが、チェーンの公式がしっかりとした指針を示したことでミームプロジェクトもこれらの条件に沿ってプロジェクトを運営する可能性が高くなり、健全なミーム文化がAvalanche上で気付かれることが楽しみです。
ブラウザ版のAvalanche Walletが段階的廃止
現在新しく入ってきたユーザーでAvalanche Walletを利用しているユーザーはそれほど多くはないと思いますが、Avalancheの初期に使われていたAvalanche WalletがAvalancheが開発しているCore Walletへの移行を段階的に進め、最終的には廃止するとの発表がありました。
段階的な廃止はおよそ三カ月程度の時間をかけて行われます。
そのため、Avalanche Wallet上に資産を持っている方は秘密鍵をCore上に移すことをお勧めします。
秘密鍵を移すことで、既にAvalanche Wallet上でステーキングされているAVAXはCore上に自動で引き継がれ、引き出しなどをせずに利用を続けられます。
私もAvalancheを触り始めたときは、CEXからの送金手段がXチェーンしかなくAvalanche Walletをよく使っていたので少し寂しいような気もします。
プリペイド式の通信時間やモバイルデータを用いたオンランプ
このニュースは私たちが使う機会は非常に少ないですが、ブロックチェーンの利点を最大限利用できるための非常にいい発表だと個人的に感じています。
ブロックチェーンは銀行のないユーザーでもインターネット環境さえあれば利用することができる、これまでの金融システムにはなかった金融へのアクセスを可能にしています。
そのため、携帯のプリペイド型の通信料を暗号資産の入金方法として利用できるこのサービスは上記の利点を十分に生かせる可能性のある取り組みであると考えています。
StructFinanceがAvalanche Rushの対象に
前回のバブルで、AAVEやSushi Swapなどの大手プロジェクトが対象となったAvalancheエコシステムの拡大のために開催された大規模プロジェクト助成金プログラムの「Avlanche Rush」が先日のDexalotに引き続き発表されました。
これらの助成金は、最近新しく追加されたTraderJoeのオートプールボールトのインパーマネントロスの補填や、その他ボールトのブーストなどに充てられるとのことです。
しかしその他にも、ユーザーへ還元するための施策を匂わせていたので発表が楽しみです。
GoGoPoolとAvalaunchの提携
ミニプール参加者がバリデーターランドへの参加が可能に
AvalaunchはAvalanche上で最も大きいIDOプラットフォームで、以前はAvalaunchのトークンであるXAVAを保有しているユーザーもしくは、Avalanche上でバリデーターを運営しているユーザーのみがアクセスできました。
今回の提携で、バリデーターラウンドの対象者がGoGoPool上からバリデーターになっているユーザーも対象となりました。
さらに、このバリデーターラウンドではユーザーはIDOに参加するための資金を必要とせず登録をするのみで参加できるとのことです。