page icon

キメラゴリラのウホウホニュース(2024/11/11 - 11/25)

この記事はezAvalancheのライター、キメラゴリラがチェーン研究会でのAvalancheについての発表内容+αの内容をまとめています。
チェーン研究会は2週に1回開催されているので、そのペースで記事を更新しく予定です。
※キメラゴリラの個人的な感想も含みますので、実際にご自身でニュースを確認してご自身で判断してください。

Etnaアップデート(テストネット)が26日にアクティベート

Avalancheの大型アップデートのEtnaがテストネット上に公開され、26日にアクティベートすると発表しました。
 
この発表によって下でも詳しく書きますが、Avalancheによる様々な助成金プログラムが発表されています。
 
Etnaアップグレードの詳細はこちらのスレッドで詳しく解説してます。
 
また、同時にメインネットアップグレードの日にちも数週間以内に発表されるとのことで、年内にEtnaアップグレードがメインネット上で公開される可能性がほぼ確実となりました。

サントリー×Avalanche

なんと、日本の大手飲料メーカーサントリーとAvalancheが提携を発表しました!
 
この提携では、サントリーが提供するお酒をトークン化しユーザーとのつながりを強化するというものです。
ぱっと言われてもイメージが難しいかもしれませんね。
 
具体的には、これまでサントリーが主に相手にしていたのは酒屋やスーパー等の卸売業者で、その後どのような消費者に届いているのかわかりませんでした。
そこでAvalancheブロックチェーン上でNFTを用いて、この問題に取り組んでいます。NFTが付与される条件として、このお酒の開封が条件となっています。この条件が付与されたことで、転売ヤーではなく「実際に消費した人」の判別が可能となります。
 
今回の発表では、日本限定でNFT付きのサントリーのプレミアムモルツのビール瓶が販売されます。現在Amazonから購入が可能です。
購入はこちらから👇

Avalancheタスクイベントが開始

先ほどのEtnaアップグレードがテストネット上でアクティベートされたことを受けたAvlanche9000イベントの一つZealyでの「AvalancheQuestathon」が開始されました。
 
このイベントはZealy上で公開されるタスクをクリアし、ポイントを稼ぎ上位100人に入ると報酬が獲得できます。
 
タスクは基本的に毎日公開され、同じポイントの場合は早くそのポイントに到達した人が優先されるためできるだけ早く、毎日タスクに参加する必要があります。
 
はじめから報酬が公開されているタスクのため競争率は高くなる可能性が高いですが、ぜひ参加してみましょう!

BUIDLがAvalancheにも登場

Ethereum上で流通していたBlackRockが発行する機関投資家向けのトークン化ファンド「BUIDL」がAvalanche上にも流通開始しました!
 
BUIDLは1 BUIDL = 1 USDの価値で提供されており、毎月の配当がありますが、最低500万ドル(約7億5,000万円)で投資可能となっています。
すでに流通していたイーサリアムでは開始から1か月で4億ドル近くの流入がある最大のトークン化ファンドとなっています。
 
今回の発表でAvalancheを含む6つのチェーン上に新たに展開されるとのことです。すでにBUIDLをもとにいくつかのトークン化ファンドも存在しており、BUIDLをベースとしたトークン化ファンドの経済圏の拡大が期待されています。

BUIDLがトークン化されDeFiでも利用可能に

さらに先ほどのBUIDLをDeFiでも利用できるように!
 
この取り組みはAvalanche上でBUIDLトークンを担保にDeFiプロジェクト「Elixir」がdeUSDトークンを発行できるようになるというものです。
 
この取り組みの画期的な部分として、機関投資家に向けてのみ販売されているBUIDLを担保にステーブルコインが発行できる点です。つまり、この仕組みを用いることで機関投資家がDeFi領域に参加できるようになったということです。
 
これまではマネーロンダリング等の犯罪収益に関わる可能性が懸念され、機関投資家のDeFi領域への参加は非常にハードルの高いものになっていました。
しかし、今回の取り組みで背景の明確な発行者のみが保有するトークンが発行可能となったためこのような取り組みが実現することになりました。
 
この取り組みはまだAvalanche上でしか行われていないとのことで非常に注目のニュースとなっています。

トルコで銀行の保証付きのトークン化プラットフォームが登場

トルコのMisyon銀行がトルコ初のトークン化対応の銀行保証付き暗号資産プラットフォームを、子会社のミスヨンテック(MisyonTech)と共に立ち上げると発表。
 
このプラットフォーム上では、トルコで発行されるトークンやその他の暗号資産の取引が可能となっており、このプラットフォーム上の投資家は通常の銀行口座や暗号資産ウォレットなど様々な選択肢から取引、投資が可能となっています。
さらにこのプラットフォーム上では通常の暗号資産だけでなく、規制に基づいた機関向けのトークン発行機能も搭載しており、これは独自チェーンを自由にカスタマイズできるAvlanche L1の技術によって可能となっていると考えられます🔺
 
トルコは暗号資産市場の中でも世界第3位の取引量を誇っており、この取り組みによってAvalancheを用いた取り組みがAvalancheのファンが多いといわれているトルコ(ファウンダーがトルコ出身のため)で大きなベンチマークになることが期待されています。

プライバシーSNS、MeWeが登場

プライバシー重視のソーシャルネットワーク「MeWe」が、Avalancheブロックチェーン上で分散型SNSの展開を発表!
 
このプラットフォームはWeb3上で新たに始まったSNSではなくすでにWeb2上でサービスを展開させていたプロジェクトになっています。
MeWeではすでに2,000万人以上のユーザーベースを持ち、SNSのグループ機能では70万以上のグループが作成されています。
現在一部のユーザーがブロックチェーン上に移行を開始しているとのことで、その数は130万人にのぼるといいます。
 
MeWeがAvalanche上に展開してきた理由として、Web3の「分散型」の部分に注目しユーザーが自身のデータを完全にコントロール可能なプラットフォームを作成していくとのこと。さらにこのSNSでは広告や個人情報の売買を行わず、アルゴリズムによる操作もない新しいコンセプトのSNSを提供しています。
 
仮にMeWe上の2,000万人のユーザーがAvalancheに移行してもAvalancheのネットワークシステムとして「それぞれのAvlanche L1間はネットワークの混雑状況に干渉されない」特徴を持っています。そのためこの規模のユーザー基盤を抱えても問題なく稼働できるのです。
 
最近Twitterが大きく変わってストレスが溜まっているユーザーも多くいると耳にしているのでMeWeへ移行される日が来るかもしれませんね(期待)。

Watford FCがクラブの株式をトークン化

イギリスのサッカークラブ、Watford FC(Championship League所属)が、Avalancheを活用して、デジタル株式の販売を開始しました!
 
この取り組みはイギリスのサッカークラブとして初の取り組みとなっており、これらのトークン化されたデジタル株式は暗号資産ではなく米ドルやイギリスポンドなどの法定通貨での購入が可能とのことです。
この株式を持つ株主は、オーナーズミーティングへの参加や特別なスタジアムエリアへのアクセス、試合日の特別体験など様々な特典を受けることが可能とのことです。
さらに、保有者はクラブの業績に応じて通常の株式のように配当を受け取ることも可能となっています。
 
この取り組みは、これまでのファンとチームという関係性の垣根を超えた取り組みになる可能性があり、これまで以上に強固なファンとの関係性の構築が期待されています。
 
暗号資産だから可能であったこの取り組みは非常に興味がありますし、特にサッカー大国のイギリスのトップチームとの取り組みはどのような成果が出るか、暗号資産業界にとってもサッカー業界にとっても大きな挑戦となる取り組みになると思います!

Deltaprime流出額が判明

先日、サービスの攻撃によって資金流出が発生しサービスを一時停止していた過少担保(レバレッジ)レンディングサービスを提供するDeltaPrimeが流出額を発表しました。
 
今回の攻撃で475万ドルが流出し、現在攻撃者との連絡を取ろうとしている段階とのことです。
 
今回の資金流出によって被害を受けたユーザーは今後Deltaprimeによって返済が行われるとのことで、今後の発表を待つ必要がありそうです。
しかし今回は比較的動きが早いため、返済に関してもそれほど時間はかからないのではないかと考えられます。