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キメラゴリラのウホウホニュース(2024/11/26 - 12/08)

この記事はezAvalancheのライター、キメラゴリラがチェーン研究会でのAvalancheについての発表内容+αの内容をまとめています。
チェーン研究会は2週に1回開催されているので、そのペースで記事を更新しく予定です。
 
※キメラゴリラの個人的な感想も含みますので、実際にご自身でニュースを確認してご自身で判断してください。

Avalanche9000がテストネット上でアクティベート

Avalancheの次の大型アップデートであるETNAアップデートがテストネット上でアクティベートしました🔺これによって、Fujiテストネット上では手数料が1/25になったり簡単なAvalanche L1の作成が可能になりました。
この発表後、すでにテストネット上では700を超える数のAvalanche L1が登場しており、これを可能にしたACP-77の期待が感じられますね。
 
簡単に今回のアップデートで実装されるACP(Avalanche改善提案)を見ていきましょう。
  • ACP77:Avalanche L1(旧サブネット)をサブスク化。月当たり約1.5 AVAX の支払い(変動あり)。
  • ACP103:固定費用だったX、Pチェーンの手数料を動的手数料に変更。
  • ACP118:Avalanche L1間のメッセージングをVMに依存せずに可能にする。
  • ACP125:Base Feeを25 nAVAX から1 nAVAXに引き下げ。
  • ACP131:Avalanche全体でEthereumのCancunアップデート時に実装されるEIPに対応。
  • ACP151:ステートチェックの際のブロック高の取得方法を変更。
 
また、メインネットは12/17 2:00(日本時間予定)に公開予定とのことで、その日が待ちきれないですね!
 

SuzakuがInfraBUIDL()に選出

Avalanche初となるリステーキングプロジェクトSuzakuがAvalanche Foundationが提供するInfraBuidl()プログラムに選出されました🔺
 
まず、InfraBUIDL()とは?
InfraBuidl()プログラムは、インフラ強化、開発者ツールの拡充、革新的な基盤技術の理解促進、教育とコミュニティ育成を通じて、開発者とユーザーの両方を支援することを目的したプログラム。
つまり、より良い開発者やインフラ系のプロジェクトに向けた助成金プログラムです。
 
今回SuzakuはAvalanche上でのリステーキングを行い、Avalanche L1の開発や、リステーキングとしてのインフラモジュールを提供します。
 
これによって、Suzakuではリステーキングされたトークンを用いてバリデーターを運用し、オペレーターはAvalanche L1に対してインフラ運用を行います。
つまり、自分が気になっているAvalanche L1のネットワークセキュリティにオペレーターを通じて参加可能となります。
 
ACP77によって簡単にAvalanche L1を建てることが可能となりましたが、バリデーターの集中化は一つの問題点でした。この問題をSuzakuは解決できる可能性のあるプロジェクトとして非常に注目すべきかと思います。

UnionもInfraBUIDL()に選出

さらに、UnionもInfraBuidl()プログラムに選出されました!
 
Unionは、メッセージ伝達、資産移転、NFT、DeFiに対応したハイパー効率的なゼロ知識インフラレイヤーを提供しています。特筆すべき点は、信頼できる第三者やオラクル、マルチシグ、MPCに依存しないブリッジの運営を行っている点です。
 
今回の助成金は、Project Ridgeと呼ばれるプロジェクトの開発に充てられます。これは、IBCワープメッセージングを統合し、トラストレスなライトクライアントアーキテクチャとパーミッションレスな接続の作成を行うとのことです。

TraderJoeがAvalanche上でTokemMillを開始

Solanaでは現在ミームコインブームが来ており、その中でもPumpFunは非常に盛り上がっていますね。
 
Avalanche発でマルチチェーン上にDEXを展開するTraderJoeがPumpFunで採用されている、「Bonding curve」の仕組みを採用、改良し新たにTokenMillというプロダクトを発表しました!
 
TokenMillについては下に詳しい解説スレッドを張っているので簡単に説明すると、「誰でもトークンを発行できるプラットフォーム」です。
これまでトークンを発行するためには、最低限の初期流動性が必要でした。これでは、取引を行うために必要な流動性を提供できる人のみが一定程度の取引ができるトークンの発行が可能でした。しかしBonding curveの仕組みではその流動性を排除した仕組みが用いられており、この点が非常に注目されているポイントです。
 
TraderJoeは、Uniswap V3を改良したLiquidity Bookのように優秀なプロダクトの欠点を改良したプロダクトを作り出すことに非常に優れているチームです。TolkenMillはそのTraderJoeチームがBonding curveの仕組みを改良したものとなっています。
 
具体的に改良された点としては、発行者の一定期間ロックが必要、事前にトークンの値上がり方法を決定できる仕組みを採用、トークンをステーキングできるプラットフォームも付属させた部分です。このように様々な点で改良が施されており個人的にはこのTokenMillによって、PumpFunとはまた違った取引戦略なども生まれるのではないかと期待しています。
 
Avalanche ミームシーズンこい!🔺
 
キメゴリの解説スレッド👇
 

コミュニティ参加型Avalanche L1助成金イベント

現在AvalancheではAvalanche9000の一環として、遡及型助成金プログラムであるRetro9000を開催しています。
現在Retro9000では、Avalanche L1を作成しているプロジェクトに対してコミュニティからの投票に応じて助成金を配布するイベントが開催されています。
 
配布するポイントは、Frosty Metricsが行っているChill Factorと呼ばれるAvalanche上でのオンチェーン活動ポイントで投票可能です。
この仕組みによって、よりAvalancheに貢献しているユーザーが多くの投票権を持てる仕組みとなっており、個人的にはすごく好きな投票システムです。
 
この投票サイトに行くと現在Avalanche L1を構築しているプロジェクトを確認できるため、メインネット上でアップデートが行われた後に登場が期待できるプロジェクトを確認できます。
そういった意味でも一度見ておくといいかもしれませんね。

Jiritsuがフランクリンテンプルトンの金融商品をオンチェーン化

Avalanche L1上でZK consensusを用いたRWAチェーンを作成するJiritsu Networkがフランクリンテンプルトンが提供する金融商品をオンチェーン化しました!
 
具体的には、ビットコンETF(EZBC)とFranklin OnChain U.S. Government Money Fund(FOBXX)のデータが、ZK MPCノードを使用してAvalanche L1上で検証可能になりました。
 
この統合により、ブロックチェーン開発者は検証済みのデータにシームレスにアクセスできるようになり、信頼性の高いリアルタイム情報を活用したdAppの開発が可能になります。特にこれらの資産を保有するトークン化されたポートフォリオにとって、透明性が大幅に向上し、投資家はブロックチェーン上で資産保有状況を直接確認できるようになりました。
これは、ブロックチェーンベースの金融における信頼性と実用性を高める重要な一歩となっています。これらの検証は dashboard.jiritsu.network から確認可能です。

Diamond Huntが登場

TraderJoeチームが発行するNFTプロジェクト「SmolJoe」が、オンチェーンアクティビティによって評価を行うプロダクトDiamond Huntを発表しました。
 
これは、Diamond Hunt上でウォレットを接続すると接続したウォレットのAvlanche上のアクティビティを読み込んで、DeFiの利用やNFTの保有実績によって様々な特典を与えます。
具体的には、TraderJoeチームが運営するNFTマーケットプレイスのJoePegs上で発行されるNFTのホワイトリストや、JoePegsが毎週月曜日に行っているフリーミントイベント「Free Mint Monday」の参加権、その他の新機能へのアクセス権などが獲得できます。
 
具体的にはDiamond Hunt上で定められているオンチェーン活動実績をクリアすると、DMTトークンが獲得できます。このトークンはERC20で作成されていますが、譲渡不可能です。
TraderJoeはAvalanche上で古くから中心的なプロジェクトとして活動を続けており、Avalanche9000でも中心的な盛り上がりを見せることが期待されています。
 
現在は招待コードからのみ参加可能ということで、気になる方はぜひ調べて参加してみてください。

Core Walletのホリデーエアドロップイベント

Avalacnheが開発するWeb3ウォレットのCore Walletがエアドロップイベントを発表しました🎁
 
このイベントは、イベント期間中の12 月 3 日から 1 月 3 日の間に連続して3日以上Core経由でオンチェーン活動を行ったウォレットが対象となります。
報酬は、対象のユーザーの中から50人に抽選で1人500ドルが当たるイベントです!