キメラゴリラのウホウホニュース(2024/4/8 - 4/22)
この記事はezAvalancheのライター、キメラゴリラがチェーン研究会でのAvalancheについての発表内容+αの内容をまとめています。
チェーン研究会は2週に1回開催されているので、そのペースで記事を更新しく予定です。
※キメラゴリラの個人的な感想も含みますので、実際にご自身でニュースを確認してご自身で判断してください。
Avalanche Community Grants Programが開始
Avalancheがプロジェクトに対する寄付プラットフォームであるGitcoinと提携して、Avalanche上の新興プロジェクトに対して投資できるようになりました!
このプログラムでは、Gitcoin上に専用の場所が作られてAvalancheコミュニティから選ばれた25個のプロジェクトがこのプログラムに参加できます。
このプログラムでは、通常の寄付を行うようにユーザーがプロジェクトに対して投資を行います。
これらのうち、ユーザーが寄付を行った割合に応じてAvalanche Foundationからも出資を受けることができます!
つまり、このプログラムではプロジェクトへの出資をコミュニティ(ユーザー)が決定でき、より公平な初期プロジェクトへの貢献が可能になります。
このプログラムに寄付を行ったユーザーに対して、プロジェクトからのお返しのような形で何かしらの特典があるかもしれませんね!
住宅ローンのRWAが登場
ホームエクイティ住宅ローン貸付業者であるHomium社がAvalanche上でトークン化された住宅ローンを開始しました!
このサービスは、貸主が日々の返済を増やすことなく、住宅の価値の上昇分を担保に資金の借入を可能にします。
これによって、投資家側は住宅の価値の上昇を利益として受け取ることが可能で、家の持ち主はさらなる借り入れの機会を手に入れられます。
また、このプロジェクトは大手のトークン化企業のSecuritizeと共同で行っており、これまでのノウハウを生かせます。
まだまだ新しい取り組みとなるので、どれくらい利用されるか、どれくらいの利回りで運用できるのかなど注目していきたいですね!
Vryxで10万TPS!
Avalancheが開発を行っている、Avalanche上で独自でブロックチェーン(サブネット)を作成するためのプラットフォームである「HyperSDK」上で利用可能なスケーリングソリューション「Vryx」を利用したサブネットで10万TPSの処理ができました!
このテストは、メインネット環境上で行われ合計5億トランザクションを10万TPSで処理を行いました。
トランザクションのデータ量自体はそれほど大きくないと思いますが、テストネット環境ではなくメインネット環境上での処理能力であるため、かなり現実的な処理能力であるといえます。
stcと提携
Avalancheは中東地域で大きなシェアを誇る海底ケーブル事業なども行う通信会社のstcグループの子会社「stc バーレーン」がAvalancheと提携して中東地域におけるWeb3発展のための取り組みを公開しました!
この取り組みの詳細は現在公開されていませんが、Avalancheを用いてより多くの人が使いやすいようなブロックチェーンと組み合わせたサービスが出てくると非常に面白いなと思っています。
続報が楽しみですね!
動画や音楽の視聴で報酬の獲得が可能になる「Smart content」
デジタルコンテンツの体験方法を進化させることを目指すエンターテインメントスタジオのFeature.ioがSmart Content™をAvalanche上に構築しているとのニュースがありました。
Smart Content™は、ストリーミングプラットフォームで動画などを視聴すると特典や報酬を獲得できるコンテンツです。
この提携で重要な点は、Feature.ioはNetflixとも提携を行っており今回のSmart Content™でも利用可能になる可能性があります!
いつものようにNetflxでコンテンツを視聴するだけで、稼げるようになる未来が来るかもしれませんね👀
ACP13の改良版「ACP77」
このニュースは非常に重要なニュースになりそうです!
Avalancheのサブネットをより簡単に立てられるようにするAvalancheコミュニティ提案である「ACP13」をより改良した「ACP77」が提案されました。
ACP77では、サブネットをそのチェーンの独自トークンで作成を可能にしようとしています。
これまでのサブネットであれば、2000AVAXをPチェーン上にステーキングするか、関連のプロジェクトで1000AVAX程度預ける必要がありました。
しかし、ACP77を用いることで自身のチェーンのトークンをロックし、サブスク形式でのチェーン運営が可能になります。
この提案によって、これまでサブネットエコシステムの大きな障害となっていたコスト面でのデメリットが大きく改善することになります。
そしてこれから議論が行われ、より良いものになっていけばいいなと思います。