キメラゴリラのウホウホニュース(2024/9/30 - 10/13)
この記事はezAvalancheのライター、キメラゴリラがチェーン研究会でのAvalancheについての発表内容+αの内容をまとめています。
チェーン研究会は2週に1回開催されているので、そのペースで記事を更新しく予定です。
※キメラゴリラの個人的な感想も含みますので、実際にご自身でニュースを確認してご自身で判断してください。
目次
Off The GridがEpic Gameでフォートナイトを抜いて人気ランキング1位にAvalanche財団がLUNA財団ガードからAVAXの買い戻し交渉中ASHチームがAsh9000を発表Suzaku NetworkがdAppsを公開Reteo9000の入賞者が発表ポルシェがAvalanche上でゲームを展開ミームコインのTECHがマルチチェーン展開へ
Off The GridがEpic Gameでフォートナイトを抜いて人気ランキング1位に
Avalanche上で次世代サイバーパンクF2PのTPS型のバトロワゲームを開発するOff The GridがついにゲームをEpicGames上でダウンロード可能になりました!
このゲームは、3人1チームとなって敵チームを倒すゲームとなっています。
このゲームはブロックチェーンゲームとしてではなく単純にTPSゲームとして非常に注目を集めています。
先日は東京ゲームショウでも出展を行っており、ブースに多くの人が行列を作るくらい人気となっていました。
このゲームはAvalancheのL1上で独自のブロックチェーンを作成しており、スキンやユーザー情報などをブロックチェーンで管理しているそうです。
現在、EpicGames上で人気ランキングでフォートナイトを抜いて1位になるくらいの注目度を集めています。
個人的にもアクションが激しくプレイしていてとても楽しそうな印象を受けたのでブロックチェーンゲームとしてではなく、ゲームとしてプレイしてみたいと思っています。
Off The Gridのダウンロードはこちら👇
Avalanche財団がLUNA財団ガードからAVAXの買い戻し交渉中
LUNAチーム2022年にアルゴリズム型のステーブルコインを発行しており、アルゴリズムの破綻により現在破産申請を行っています。
また、同社が管理する担保資金であった「Luna Foundation Guard (LFG)」は複数の暗号資産で組まれたポートフォリオとなっていました。
現在破産申請が米国で進む中で、LUNA財団ガードがもつ担保資金のうちAVAXをAvalanche財団が買い戻しを行う旨の交渉を行っていると発表がされました。
このLuna Foundation Guard (LFG)は197万AVAXを保有しており、破産申請の過程でこれらが販売されることはAvalancheのエコシステムに非常に大きな影響を与える可能性があります。
今回のこの買い戻しの発表はプロジェクトやエコシステムにとって非常にポジティブな発表となっています。
ASHチームがAsh9000を発表
Avalanche上で様々なブロックチェーンの開発ツールなどを開発しているAshチームがAsh9000という無料で利用可能な新たなツールのオープンベータ版を発表しました!
Ash9000の最も重要な特徴は、開発者が自身のクラウド上で完全な制御権を持ちながら、Avalanche L1(旧サブネット)を構築・管理できる点です。
これまではバリデーターノードなどの設定やネットワークの監視に複雑な技術的知識を要していました。しかしAsh9000によって直感的で効率的にAvalanche L1の開発や管理を行えるようになりました。
システムはAWS、Azure、GCPといった主要なクラウドプロバイダーに対応しており、開発者は好みのプラットフォーム上でインフラを展開できます。また、プライベートな開発環境(Devnet)やテストネット(Fuji)上での展開が可能で、近い将来にはメインネットでの展開もサポートされる予定です。
特筆すべきは、バリデーターノードの作成や詳細な設定に加え、ブロックエクスプローラーの自動構築機能も備えている点です。これにより、ブロックチェーンネットワークの監視や分析が格段に容易になります。
こういった開発者向けの発表はあまり目にする機会はありませんが、Ashは長い間Avalancheにコミットした様々なツールを開発しており、注目するプロジェクトの一つだと思います。
Suzaku NetworkがdAppsを公開
ASHチームが開発を行うAvalanche初のリステーキングプラットフォームのSuzaku Networkが自身のdAppsをメインネット上で公開しました。
Avalanche上のリステーキングは主にAvalanche L1上で利用される目的とのことで、サブスク形式での独自ブロックチェーンが作成可能になったことで一部懸念が発生していたセキュリティの問題を補強できるようになりました。
現在のバージョンでは $sAVAX $BTC.B $AUSD の三つのみの対応となっていますが、今後対応トークンは増えるとのことです。
また、同時にリステーカーに対して初期インセンティブを付与するキャンペーンも開催しているため、AVAXやBTC、ステーブルコインを持っており使ってない人は利用してみると面白いかもしれません。
Reteo9000の入賞者が発表
Avalanche財団が開催しているAvalancheアップデートに関わる助成金プログラムの「Reteo9000」が終了しました。
Retro9000とはAvalanche財団による最大4,000万ドルの開発者向けの助成金プログラムです。また、遡及的にAvalanche上で開発している開発者に向けての助成金も提供しています。
このプログラムでは、開発者がAvalanche上でテストや基盤構築を行うことへの報酬を提供します。複数回開催される助成金イベントの第一回の今回は、USDCをガス代として利用できるペイメントアプリ用のAvalanche L1(旧サブネット)を作成するイベントでした。
今回入賞したプロジェクトは以下の3つです。
- XKOVA
- Atometurqan
- FAArik
今回入賞したプロジェクトが今後、実際にプロダクトとしてローンチされるかは未定ですが、面白いプロジェクトが出てくるといいですね。
ポルシェがAvalanche上でゲームを展開
Porsche Cars North America(PCNA)が、「Lollipop Racing」という革新的な新しいストリーミングシリーズとインタラクティブゲームに参加することを発表しました。
このゲームはエンターテインメント技術スタジオFeature.ioが制作しており、10話のドラマシリーズと10のモータースポーツレースで構成されているレーシングゲームとなっています。
今回の提携によって、ポルシェの最新高性能車(911 GT3 RSとレーシングカー911 GT3 R)がLollipop Racing上に登場します。
このゲーム上で登場する車などはNFT形式で発行される予定で、そのブロックチェーンとしてAvalancheが採用されました!
この採用には、ドラマなどの視聴者にインセンティブを与えるロイヤリティプログラムをAvalanche上で展開しているFeatureioというプロジェクトがかかわったとのことです。
ミームコインのTECHがマルチチェーン展開へ
Avalanche財団が先日発表した、Avalanche上のミームコインへの助成金プログラム「MemeRush」に選出された5つのうちの1つであるTechがマルチチェーン展開への発表を行いました。
今回展開するネットワークは多くがEthereumのレイヤー2チェーンとなっており、直近で大きな盛り上がりを見せているこれらのネットワーク上でローンチすることで、プロジェクトやトークンとしてのさらなる飛躍が期待できますね!