page icon

GMXとは

Avalanche、Arbitrum上に展開されているDeFiのGMXとは何かを記載しています。GMXの特徴、GMXのトークン、各種機能について解説しています。今後細かい手順を解説するページを作成する予定です。NFA

目次

GMXの特徴


レバレッジ取引ができる

GMXでは、無期限先物と呼ばれるレバレッジ取引が可能です。ユーザーは、少ない資本で大きな取引を行えます。ユーザーはポジションをクローズさせるか、強制清算が行われるまでポジションを維持できます。レバレッジ倍率は最大50倍までで、流動性の状況により手数料が変動します。
 

トークンの交換ができる

GMXでは、ユーザーはトークンを交換できます。UniSwapやTraderJoeなどのAMMとは異なり、オラクルを用いて交換レートが決まるため、スリッページの無いトークン交換が可能です。
 

ステーキングで利回りを獲得できる

GMXのステーキングは、トークンを預け入れて利回りを獲得できる仕組みです。$GMX、$GLPトークンのステーキングが可能です。GMXプロトコルで発生した手数料や、$GMXトークン報酬がステーキングに充てられます。
 

GMXのトークン

$GLP

$GLPは、ユーザーがGMXプラットフォームに流動性提供した際に受け取るLPトークンです。$GLP価格は、プール内トークンの価格、トレーダーの損益、プラットフォーム手数料により変動します。
$GLPステーキングでは、プロトコルで発生した手数料の一部をチェーンのネイティブトークン(ETH、AVAXなど)の形で獲得できます。GMX以外のDeFiでの運用も可能で、$GLPを活用したDeFi最も盛り上がっているカテゴリの一つです。
 

$GMX

$GMXは、GMXのガバナンストークンであり、ガバナンスでの投票権を表します。ユーザーは投票を通じて手数料配分や新機能の追加などの意思決定に参加できます。取引所やDEXなどで入手可能で、$GLP同様、ステーキングして利回りを獲得できます。
 

$esGMX

$esGMXは、ロックされた状態の$GMXです。トークン報酬で排出されたトークンが権利確定期間(例えば365日)が終了するまで引き出せない状態のものです。ロック期間中も$GMXステーキング同様、利回りを獲得できます。
 

Trade


Perpetual

Perpetualは、価格変動に応じて利益を得られる取引です。資産を借りて売買し、少ない資本で大きな取引ができます。資本効率を上げられるため、様々な取引戦略に組み込む事が可能です。
ロング(Long)は、”買い”を表し、取引成立時の価格からトークン価格が上昇すると利益、下落すると損失が発生します。反対にショート(Short)は”売り”を表し、トークン価格が下落すると利益、上昇すると損失が発生します。
 

スワップ

スワップは、ユーザーが異なるトークンを交換できる機能です。Uni SwapなどのDEXとは異なり、オラクルと呼ばれる仕組みで外部から価格情報を入手するため、スリッページ(注文価格と実際の約定価格の差)が無い点が特徴です。スリッページはありませんが、プール内のトークンバランスにより変動する手数料が必要です。
 

Buy・Earn

Buy GMX or GLP

ユーザーは$GMX、$GLPを購入できます。$GMXはCEX、DEX含め、様々な取引所でトークンを入手できます。$GLPはGMXプラットフォームで購入可能で、対応しているトークンならば様々な交換元を指定できます。プール内の各トークンバランスにより、購入価格が変動する点は注意が必要です。
 

Earn

$GMX、$GLPのステーキングは、利回りを獲得できる仕組みです。ユーザーは、$GMXをステーキングし、報酬を獲得できます。現在、Avalanche、Arbitrum合わせて合計ステーキング額が650M程となっています。
具体的には、プロトコルで発生した手数料のうち、30%が$GMXへ、70%が$GLPへの報酬として割り当てられます。また、今後ガバナンスの投票により、手数料の分配割合は変動する可能性があります。
 

Dash Board

Tokens

Tokensでは$GMX、$GLPに関する情報(オンチェーン情報)がまとめられています。主に$GLP内トークンバランスの確認に用いられ、内部トークン価格変動や、トレーダー損益による$GLPリスク評価の判断基準の材料になります。また、どの程度ブリッジ資産が含まれているか確認する事も重要です。
 
 

Analytics

GMX analyticsではより詳細な情報がグラフで提供されており、トレードVolume、Fee、Open Interestなど、GMXに関する様々な情報が可視化されています。トレーダーの損益に左右される$GLPパフォーマンスや、レバレッジトレードの借り入れ金利などは利用前によく確認する必要があります。
 

まとめ

今回は、GMXでどんな事ができるかを簡単に確認しました。GLPエコシステムの広がりで複雑そうに見えがちですが、意外にもGMX上でユーザーが出来る事はGMX、GLPの購入、トレードの2種類で非常にシンプルです。
GMX自体で可能な事が最小限に抑えられている事が、ユーザーの定着、他のプロジェクトのGMXエコシステムでの成長に繋がっていると言えるでしょう。
また、DeFiデリバティブ市場では”Level Finance”、”Gains Network”などの競合も成長しています。興味があれば調べてみるのもおすすめです。