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キメラゴリラのウホウホニュース(2023/12/17 - 2024/1/13)

この記事はAvalancheの注目ニュースについてまとめています。 このニュースを見て気になったプロジェクトがあれば、やさしいAvalancheのプロジェクト毎のニュースも見ていただけると幸いです。
チェーン研究会は2週に1回開催されているので、そのペースで記事を更新しく予定です。
※キメラゴリラの個人的な感想も含みますので、実際にご自身でニュースを確認してご自身で判断してください。
 
今回は、年始の震災もあり4週分のニュースがまとまっています。
ミームから、ハッカソンに至るまで多くのニュースがまとまっています。

目次

Avalancheハッカソン

まず初めに、Avalancheがハッカソンの開催を発表しました!
 
このハッカソンでは主に、コンシューマー(消費者)向けの分散型Dappsを対象として開催します。
このハッカソンの賞金はなんと10万ドル(現在のレートで1450万円)で、パートナーにはChainlinkやMovementなども参加する予定とのことです。
 
このハッカソンでは、ハッカソンを多く主催しているDoraHacksと、Particle Networが主催として参加しており、ハッカソンの提出物にはParticle Networが提供しているParticle AuthもしくはParticle Connectを実装が必要になります。
この二つは、Googleやtwitter経由でのソーシャルログインが可能になる機能で、ハッカソンの趣旨の消費者に向けたサービスとしてはいい機能になるのではないのかなと思います。
 
受賞者は2/23に発表されるため、受賞者のプロジェクトは要チェックですね!
 

AvalancheがMemeへ投資

Avalancheのエコシステムへの投資部門の「Avalanche Foundation」がミームコインでの投資を発表を行いました!
 
Avalancheは昨年、クリエイターに力を与え、イノベーションを引き起こし、ブロックチェーンの採用を促進することを目的としたプログラム、「Culture Catalyst」 を立ち上げておりその一環で今回のミームプロジェクトの投資を行うとのことです。
 
この発表では様々な議論が起こりました。
チェーンの公式がミームトークンへ投資することへの意味はあるのか、そもそもプロジェクトの評価は適切に行えるのか、Avalancheのミームが盛り上がるかもしれないという期待など、賛否両論がありました。
ここからはキメラゴリラの推測になりますが、下のAvalancheのミームプロジェクトのKimboがAppchain-as-a-ServiceプラットフォームのAshと提携して、サブネットを立ち上げると発表を行いました。
このサブネットの詳細は発表されていないですが、このサブネットにも今回の投資が入っているのではないかと考えています。
 
このような形で、Avalancheから投資を受けたミームエコシステムは今後様々な発表がされていくのでははいかなと考えています。

Kimboサブネット

Avalaunch

GoGoPoolと共同でBloomを発表

Avalanche上でローンチパッドを運営しているAvalaunchが、従来のおよそ半額の値段でバリデーターを立てられるプロジェクトのGoGoPoolと提携してサブネットの分散化を促進し、$XAVA や $GGP 保有者への価値を最大化させる「Bloom」というプログラムを発表しました。
 
これは、Avalancheの成長を促すためにサブネット、バリデーター、デリゲーターごとにどれぞれの取り組みを行っていくとのことです。
  • サブネットチーム - プロダクトマーケットフィットに到達する前に分散化を達成することは、コストがかかる可能性があります。多くのチームはWeb2出身であることが多く、取引相手の特定、KYC要件、ハードウェアの仕様、トークンの必要性など、分散化の意味合いと格闘しています。
  • バリデーター - 検証者は、弱気市場でも強気市場でも成功する持続可能なビジネスモデルを求めています。彼らは、サブネットのチームとつながり、機会を理解し、競争の激しい空間で独自の価値を実証する効率的な方法を必要としています。
  • デリゲーター/ユーザー - ユーザーは、デリゲートやステーキングを通じて好みのサブネットをサポートし、DeFi活動に参加し、アバランチネットワークと広範なWeb3エコシステムの成長に貢献する方法を探しています。
 
これらの取り組みと$XAVA や $GGP 保有者への価値を最大化させるための取り組みをリンクさせるための詳細はまだ発表されていませんが、Avalaunchがプロジェクトの誘致やそこへの投資、GoGoPoolがサブネットの構築をサポートするような役割を果たしていくのではないのかなと考えています。

Avalaunchが次のIDO銘柄の一部を公開

相場の関係もあり、昨年の1月からローンチパッドを行っていなかったAvalaunchが、ついに今後のローンチパッド予定の銘柄を公開しました!
 
下記は今回公開された銘柄です。
  • DeltaPrime:レバレッジレンディングプラットフォーム
  • Movement:Move言語ベースのサブネットチェーン
  • LEVR.bet:スポーツベッティング
  • Aether Games:コレクタブル/トレーディングカードゲーム
 
これらのプロジェクトはサブネットのプロジェクトからゲームプロジェクトまで様々なものがありますが、AvalaunchでIDOを行うプロジェクトの多くはIDO以外にもトークン配布のイベントを行ています。
 
これらのプロジェクトの情報を追っておくと、プレセールやエアドロップの情報があるかもしれません。

XAVAがCAIに追加

AvalaunchのトークンであるXAVAが、アバランチ上のアクセラレートプロジェクトのColonyが提供している、AvalancheインデックストークンのCAIに追加されました。
 
CAIは現在 $AVAX $sAVAX $JOE がインデックスされていますが、そこに新しく加わりました。
 
CAIに入るためには難易度がかなり高いですが、今回は行ったことや上記のニュースなどからXAVAは何かあるのではないのかと思わせるような感じがしますね。
 

CoreWalletがGoogle/Apple IDログインに対応

Avalancheが開発しているウォレットサービスのCoreウォレットが新たにGoogle/Apple IDでのログインを可能にしました。
 
この仕組みは、アカウントアブストラクションのの考え方を基に作られた新しい規格であるERC4337を用いて作られています。
そのため、ユーザーはGoogleやApple IDにログインするような感覚でウォレットを利用できます。
 
そのためこれまで必要だった秘密鍵の管理の必要が大幅に減少し、安全にかつ楽にウォレットを管理できるようになりました。
 
また、Coreウォレットでは現在EVM系のサブネットであれば特別な操作を必要とせずウォレットに組み込まれているため、Aval役割を果たしていきます。
 
 

Platypus再開

次に、先日大きなハッキングを受けてプロジェクトを一時定期に停止していたPlatypusがコードの監査後、リローンチをしました。
 
Platypusはこれまで累計3回ハッキングをされており、今回のリローンチでどれくらい人が返ってくるのかはかなり気になるところですが、Platypusを用いたプロジェクトも多く存在しているため今後、どのような動きをするのかはAvalancheエコシステムにとっても非常に重要になります。
 
今後の動向をチェックしていきたいと思います。
 

SteadyFinanceリローンチ&エアドロ発表

こちらも先日ハッキングされたのち、コード監査を行いリローンチを発表したストラテジーVaultサービスを提供するSteadefiがリローンチを発表しました。
 
リローンチの発表では、一度離れてしまったユーザーや新たなユーザーを呼び込むために十分な資金を提供するクジラや、ユーザーを集めるためのエアドロを行うと発表しました。
 
エアドロの詳細は発表されていませんが、今後発表された場合はやさしいAvalancheにて記事化していければと思います。
 

Chainlinkハッカソン結果

ブロックチェーンのオラクルやAPIなど様々なサービスを提供しているChainlinkがハッカソンを開催し、その結果が発表されました。
 
今回のハッカソンで入賞したプロジェクト一覧はこちらです。
1位:HyperWasm
Rust、C、C++、C#、Java、Python、Go、MOVEなど様々な言語に対応した代替バーチャルマシン
同立2位:HyperUpdates
透明性と分散化を確保したソフトウェア更新管理
同立2位:ZkretSanta
zkの秘匿化技術を用いたトラストレスの抽選システム
4位:Tal
ローグライト、戦術 RPG、古典的な JRPG のジャンルを組み合わせたゲーム
 
これらのプロジェクトは、あくまでハッカソン内で出てきただけなので今後実際に実装されるのかまではわからないですが、Avalancheの技術を用いたプロジェクトも多く、近い将来Avalancheエコシステムへ参入する可能性の高いプロジェ区も多くあるのではないかと考えています。
 
また、このハッカソンでは200近い応募もあった為、今回入賞しなかったプロジェクトでも今後注目のプロジェクトがあるかもしれませんね。