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キメラゴリラのウホウホニュース(2024/12/9-12/22)

この記事はezAvalancheのライター、キメラゴリラがチェーン研究会でのAvalancheについての発表内容+αの内容をまとめています。
チェーン研究会は2週に1回開催されているので、そのペースで記事を更新しく予定です。
 
※キメラゴリラの個人的な感想も含みますので、実際にご自身でニュースを確認してご自身で判断してください。
目次

Etnaアップデートが完了

ついに来ました!!!
Avalancheの大型アップグレードEtnaアップデートが完了し、アクティベートしました。
 
何度も書いていますが、今回のアップグレードで実装された主なアップデートを振り返ってみましょう👇
簡単に今回のアップデートで実装されるACP(Avalanche改善提案)を見ていきましょう。
  • ACP77:Avalanche L1(旧サブネット)をサブスク化。月当たり約1.5 AVAX の支払い(変動あり)。
  • ACP103:固定費用だったX、Pチェーンの手数料を動的手数料に変更。
  • ACP118:Avalanche L1間のメッセージングをVMに依存せずに可能にする。
  • ACP125:Base Feeを25 nAVAX から1 nAVAXに引き下げ。
  • ACP131:Avalanche全体でEthereumのCancunアップデート時に実装されるEIPに対応。
  • ACP151:ステートチェックの際のブロック高の取得方法を変更。
 
アップデート後に実際にAvalancheでトランザクションを起こしてみましたが、下記の画像のように非常に安価でトランザクションが実行できました!
Ethereum L2に比べたらまだ同じとまではいきませんが、これまでのAvalancheのガス代の価格から比べるとトランザクションの際にガス代を気にする必要はなくなりそうですね。
 

Avalanche Foundationが資金調達

Avalanche Foundationが突如として2.5憶ドルのトークン販売による資金調達を発表しました!
 
この資金調達はGalaxy DigitalDragonflyParaFi Capitalなどといった大手のVCが参加しています。
別記事によるとAvalanche Foundationは既に30億ドル相当のAVAXを保有している情報もあり、単純な資金調達ではないと予想されています。
 
これからAvalanche9000を軸としたさまざまなキャンペーンが開催される予定とのことで、これらのキャンペーンの際に今回関わったVCなどを含めて取り組みを行ってくのではないかと予想しています。

infraBUIDL(AI)プログラムが開始

infraBUIDL(AI)プログラムは、元々Avalanche上でインフラ等のプロダクトや技術を開発している開発者に向けて助成金を配布するinfraBUIDL()プログラムから派生したプログラムとなっています。
 
infraBUIDL()ではSuzakuや、Unionが選出されており選出されるプロジェクトはそれほど多くないかなと予想されますが、Avalanche上にはまだまだAI系のプロジェクトがそれほどないことからどのようなプロジェクトが登場するのか注目していきたいですね。
 
ここで選出されたプロジェクトは最大1,500万ドルの助成金が獲得できるということで、プロジェクト的にもその後の動向についてもぜひ注目してきたいプログラムとなっています!

Delaunchが登場

Avalanche上にAIを用いたトークン発行プロジェクトが登場しました!🔺
 
Delaunchでは、同プロジェクトが運営するAIアカウントのai9000に対してメンションし必要な条件を記入すると自動でトークンを発行してくれるようになります。(12/24現在この機能は一時停止中)
 
最近Avalanche Foundationが再びミームコインへの投資を示唆しており、再びAvalanche上にミームトークンが多くみられるようになりました。
その中でこのように簡単にトークンが発行できるプロジェクトが出てくると、盛り上がりのきっかけになる可能性が高いですね👀
 
Delaunchで発行したトークンは、一定の流動性に達するまではDelaunch内の独自プラットフォーム上で取引されますが、その後はPumpFunと同様にTraderJoeやPharaoh Exchange等に上場されます。

Beamがノードセールを発表

Avaalnche上でゲームプラットフォームを作成しているBeamがノードセールを発表しました。
 
Beamは元々Ethereum上でサービスを展開していましたが、Avalancheのアップデートと共にAvalanche L1上に移行を発表しました。
その際に同時にPoAで行っていたネットワークをパーミッションレスPoSへ移行し、そのネットワークへの参加権としてノードトークンの販売を行っています。
 
販売開始から1週間は1,250ドルで購入できますが、その後は3,750ドルに値上がりする予定とのことです。12/24の割引販売終了直前段階で57,471個のノードトークンが販売されています。
このセールで使用されたBEAMトークンはすべてバーンされる予定です。
 
今回販売されるノードトークンを持っているとノードを建てる権利が得られますが、バリデーターになるためにはその他に最低 20,000 BEAMのステーキングが必要となります。
もし、ノードやバリデーターになることが難しい場合にはノードトークンをほかのバリデーターに対してデリゲートすることが可能です。
 
BEAM上のバリデーターは、BEAM上での取引手数料のほか、BeamSwap 、BeamBridgeなどの取引手数料、マーケットプレイスであるSphere上の手数料等の報酬が獲得できます。その他にもBeam Foundationからのノード運用助成金も用意されているとのことで、可能な方はバリデーターの運用も検討してみることをお勧めします。

Tesseractがテストネットを公開

アップデートにより、Avalanche L1間の流動性を接続し、ブリッジ不要でAvalanche L1上の最安取引を提案するDEXアグリゲーター機能を提供するTesseractがテストネットを公開しました。
 
イーサリアム L2などでも指摘されているように、水平展開をする際に「流動性の分断」は一つの課題となっています。
今回、Tesseractではこの問題を解決しよりユーザーにやさしい機能を提供しています。
 
Tesseractの詳細についてはこちらの記事でも解説していますので気になる方はぜひそちらも確認してみてください。
 
また、Tesseractは以前に初期ユーザーに対してエアドロップを行ったYieldYakチームが開発していることから、エアドロなどの面からも注目度が高いプロジェクトだと思います。